定期的な保守点検の実施により、お客様の安全・安心を守ります ~ 直流電源装置編 ~

電源装置の施工・保守チームでは、インフラ設備等の要とも言える、
直流電源装置や交流無停電電源装置の定期点検を行っております。
定期的な保守点検を実施することにより、
トラブルの発生を未然に防ぎ、安全・安定した電源の供給が望めます。

この記事では、とある施設の受変電設備に使用されている、直流電源装置の点検の様子をご紹介します。

・打ち合わせの後、現状確認から

  現場に到着、作業内容等をお客様と打ち合わせ、そしてなにより安全第一で作業が出来る様に、
TBM(ツール・ボックス・ミーティング)を実施の後、装置の現状確認を行います。
ご存じの方も多いと思いますが、TBMとは今日の作業の中で、どの様な危険が潜んでいるか、
ツールボックス(工具箱等)の前で行うミーティング(打合せ)であり、
現場で行う危険予知(KY)活動の中でも基本とも言える安全活動です。

もちろん、作業中は指差呼称による『一人KY活動』も行っております。
これらの安全活動を、具体的にどの様に行っているかも、機会があればまた詳しくご紹介したいと思います。

さて、本装置は年1回の点検実施、先ずは蓄電池の現状確認を実施します。

蓄電池の浮動充電総電圧・単電池電圧を測定後、本日の蓄電池は制御弁式鉛蓄電池であるため、
蓄電池内部抵抗計にて内部抵抗の測定を行います。

もちろん、測定器類は校正・管理されたものを使用しており、作業員は全員、蓄電池設備整備資格者です。

蓄電池の現状確認の結果、電圧・内部抵抗共に正常値であることが確認されました。

蓄電池に異常があると、点検内容にも影響がありますので
(蓄電池での負荷バックアップが不可の恐れがあるため、整流器を停止出来ない)
ここは特に慎重に見極めなければなりません。

端子部の締付と共に、本日の蓄電池の状態は良好。これなら整流器を停止しても安心です。

蓄電池の現状確認の後、整流器の現状確認に入ります。

電圧・電流、警報履歴の確認の結果、整流器の現状状態も良好でした。
現状状態は良好ですので、次は整流器を停止し、内部点検を実施することにします。

・清掃は天板の上から隅々まで

  内部点検の前に…当チームでは、清掃は天板の上から行います。

水滴等がプリント基板等に掛かると、とんでもないことになりますのでご注意を!

天板の上の清掃後は、内部の清掃とともにビス等の締付具合や、
コネクタ類の挿入状態のチェックを入念に行います。

私の経験上ではありますが、実は点検中に機器の不具合を発見する確率が一番高いのが、清掃中なのです。
これらのことから、清掃は点検の中でも、特に重要な項目の一つと言えるでしょう。

また、湿気を吸った埃などによる、故障の発生も未然に防ぐことが出来ます。
皆様もトラッキング現象による火災防止の為にも、大掃除の際はコンセント・プラグ周りの清掃をお忘れなく!

もちろん、蓄電池の清掃・外観点検も入念に行います。

蓄電池清掃の後は、床面まで隅々と…綺麗になりました。

絶縁抵抗の測定後、運転状態の確認

整流器の運転の前に、絶縁不良が発生していないか絶縁抵抗を測定します。

絶縁状態も良好なので、整流器を運転、整流器の直流出力電圧波形観測を行います。

出力電圧波形観測により、正常な運転状態が確認されました。

警報試験後、最終確認へ

点検も終盤に差し掛かりました。次は模擬的に警報を発生させて、ブザーの鳴動や表示の確認、
外部への故障信号を確認します。このことにより、もしもの異常時にちゃんと異常発生が伝わるかを確認します。

ランプ、液晶表示、ブザー鳴動、外送信号に異常なし!
この後、試験のために取り外していた外送信号線を接続し、
監視室へ故障表示がされるかお客様に確認していただきました。

そして、いよいよ最後の点検項目の最終確認に移ります。

電圧・電流に異常が無いか、取り外したもの、
操作したスイッチ類が元通りになっている事を確認した後、最後に忘れ物が無いか、再確認!

本日も安全に、いい仕事が出来ました!
また次回も、この直流電源装置に会えるのを楽しみにしております。

今回紹介させていただいた点検内容は、数々実施している項目の一部であり、
また機会があればご紹介したいと思います。
弊社ではこの様に、保守点検等を通じて、お客様の大切な機器をベストな状態で
ご使用いただけるお手伝いをさせていただいております。

各種電源装置に関する施工・保守に関しましては、『安全・安心な品質』の、東亜電機工業へご相談ください。